ビジネスモデルを負けない仕組みとして考えよう

儲けの仕組みを類型化し、図解や実例を元に解説。
というのがこの本の案内だが、ビジネスモデル=勝ち方だとすると、いかにして負けないのかを考え抜くこともビジネスモデルのひとつの側面だと言える。

この本を読むと、どうやって勝つのか、どうしたら儲けられるのか?といった問いの前に、
「勝つ」ためには負けない仕組みが必要だということに気付く。

この本には負けてしまった実例がいくつか出てくる。

「高級品への逃げ込み」というビジネスモデルは、一旦は収益性をを向上させますが、長期的には身を滅ぼす禁じ手のビジネスモデルなのです。(中略)アメリカン・エキスプレスは、VISAやマスターとの戦いの中で高級セグメントに逃げ込んだために、同社の決済基盤ベースを失い、VISAやマスターがゴールドカードやプラチナカードといった製品ピラミッドを作り上げると、結果的に高級セグメントでの戦いにおいても苦戦を強いられています。


事ほど左様に、この本は勝ち方の教科書でもカタログでもなく、負けざるを得なかった実例から負けない仕組みづくりを考えられる良書だと言える。


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企業の生死を分ける要因を飄々と解説。この方の本は読み物としてとても面白い。肩肘張らずに読めるのでおすすめです。

企業の生死をその内部からそのままに描いたのがこの本。
今をときめく(?)ドワンゴの夏野さんが登場します。

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